三線作成 太鼓の巻 その3

「あぶら」を取ったら、次は「仮張り」です。

「仮張り」は、皮の裏側を表にして、1)皮を臨界の手間(皮が破れる手間)まで引き伸ばし、2)皮を臨界の手間(皮が破れる手間)まで薄く削る作業です。

1)の引き伸ばす作業、大変すぎて写真を取るのを忘れました。。。

この写真の真ん中の線は、前回「あぶら」を取る作業の時に、取りきれなかった「あぶら」です。


2)の作業として、紙やすりをかけ、ウロコの柄が黒く見えるまで削ります。
こんな感じ。


感想:皮を張るメタルのクリップがはずれないように、「ネジを強く絞める。皮が伸びて薄くなるから、更にネジを絞める。一晩経っても落ちないように、更にネジを絞める」が、とっても大変(泣)。
皮を引っ張る強度と、皮を削る度合いは、師匠の経験が凝縮されていましたm(_ _)m

つづく。

Kazue